【もしかして損?】毎月分配型投資信託の落とし穴

お金

こんにちは!アキト@akito_crazyです!

今回は毎月分配型投資信託について解説していきます。

毎月分配型投資信託とは、文字通り毎月ある一定金額が分配金として支払われるタイプの投資信託です。

あたかも毎月不労所得が入ってくるような謳い文句で勧められておりますが、仕組みのカラクリを知ると分配金をもらうことにメリットが無いことが分かるので解説していきます。

分配金の仕組み

そもそも分配金とは・・

分配金とは?

投資信託の運用の結果で得た収益を投資家に分け与えるものです。

分配金には以下の2種類あります

分配金の種類 内容 税金の有無
普通分配金 運用益を原資にして支払われる 税金がかかる
特別分配金 元本を原資にして支払われる 税金がかからない

普通分配金は皆さんがイメージしているものと相違ないと思います。

投資信託の運用で得た収益を毎月分配するということですね。

しかし、特別分配金はどうでしょう?

元本を切り崩して支払われているということは、言い換えるとただ自分が支払ったお金が戻ってきているだけなのです。

アキト
そりゃ税金がかからないのも納得!

例え話ですけど銀行で100万預けて1万円の利息が受け取れて喜んでいたら、実は自分が預けていたお金が99万円になっていた・・ということです。

ひねくれ猫
えぐい話だな(笑)

「分配金が多いほど運用成績が良い」と思ってしまうのは間違い

よく分配金の多さを売りにしている投資信託もありますが、決して運用成績が良いからその分配金額を確保しているわけでは無いのです。

そういった投資信託は概ねハイリスクハイリターンの金融商品で構成されている場合が多いので運用益のブレも大きくなるといえます。

もちろん好調に運用益が出せていれば利益は出ますが、もし運用益が足りない場合は先ほどの特別分配金として自分の支払った元本が一部戻ってくるのです。

ひねくれ猫
本当は普通分配金のほうが良いけど、特別分配金で戻される分には損はしないんじゃないの?

いいえ!投資において元本が減るということはその後の運用に大きな影響が出ます。

以下の例をご覧ください。

1000円の投資信託を購入して10%運用益が出た場合

  • 1000円×10%=100円の運用益

これが毎月分配型投資信託だと・・・

1000円の投資信託を購入して特別分配金として100円引かれた後に10%運用益が出た場合

  • 1000円-100円=900円
  • 900円×10%=90円の運用益

このように元本が減ることにより運用益もその分減ってしまうのです。

例として1000円で計算しましたが、本当は数十万、数百万と投資することを考えるとこの差はバカにならない数字になってきます。

複利効果も薄れて損する?

投資の複利効果は長期的にみると大きなリターンを発生させます。

以下のグラフは単利運用と複利運用の資産運用の差を表しています。

資産100万円を年利10%で単利運用した場合は40年後に500万円の資産にになっているのに対して、複利運用をした場合は4,526万円になっているのです。

これほど単利運用と複利運用には差があるのです。

毎月分配型投資信託で発生した分配金を再投資しないで受け取ってしまうと単利での運用になってしまうのです。

また、分配金を再投資するプランにしたとしても複利効果が薄れてしまいます。

なぜなら運用益が分配されると課税されてしまうため再投資する金額が分配された金額より低くなってしまうからです。

わざわざ分配して税金をかけずとも口座の中で再投資されていれば複利の効果を得られるんですけどね・・

分配金が支払われる度に基準価格が下がっていく

分配金はファンドの資産から支払われます。

そのため分配金を支払えば支払うほどファンドの価値が下がってしまうのです。

毎月分配型投資信託は基本的に基準価格が下がっているはずです。

そうなった場合いざ売却しようと思っても購入した価格よりは低くなった金額で売却することになります。

まあ分配金と合わせればそれなりの金額にはなりますが、分配金を運用で発生した利益と勘違いして散財してしまうと痛い目に合う場合があります。

毎月分配型ではない投資信託を選択しよう!

上記で解説した分配金の仕組みから分かるように、毎月分配型投資信託を選択するメリットは少ないです。

ましてや長期的に運用を考えている人にとってはデメリットしかありません。

以上のことから資産運用をして着実に資産形成をしていきたい人は毎月分配型ではない投資信託を選択するようにしましょう!